映画『夏時間の庭』

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オルセー美術館開館20周年記念作品として製作された映画『夏時間の庭』を見ました。

本当は5月に劇場公開されるらしいけど、今日から始まったフランス映画祭のオープニング作品でした。

オリヴィエ・アサイヤス監督最新作。フランス映画好きだったどび~としては何とも懐かしい監督さんなんですわ。

今年オスカーを受賞したダニー・ボイルとか、マドンナの元旦那となったガイ・リッチーとかがロンドンから出てきて、「おおお、イギリス映画面白い!」みたいなときぐらいに、何となくこの人もフランス映画界を引っ張っていく若手監督ってイメージがあったような…。
(時代設定に誤りがあるかもしれないけど…。)
まあ、どび~の印象としてはそんな人なんですよ。

まあ、そんな人の最新作がこの作品。

舞台はパリ郊外にある一軒の邸宅。ここは名のある画家であった大叔父ポール・ベルティエが生前使っていたアトリエだったところで、そこには年老いた母親がひとりで住んでいる。家の中には壁に飾ったルドンの絵、ブラックモンの花器など大叔父の美術品コレクションが溢れている。年老いた母親は自分の死後、そのコレクションの行方を心配していた。その後、大叔父の回顧展が開かれ、それから一年後、突然母親が亡くなってしまう。ジュリエット・ビノシュ演じる娘を含めた3人兄妹に託されたコレクションの行方は…。

何だか、これだけ書くとサスペンスめいてますが、全くもってサスペンスとは違いまして、ドラマです。

本当にオルセー美術館に飾られているという美術品と共に、エレガントという言葉がぴったりの母親役のエディット・スコブ。
この女優さんは1937年生まれということなので、72歳ってことでしょうか?若いかも…。
クリスチャン=スコット・トーマスが年老いたら、こんな感じになるんじゃないかな?って感じです。

映画自体は、ちょっとテンポが甘いところなんかもあるんですが、何となくゆったりと《エレガント》な気分を味わえるって感じです。

良いねえ、《エレガンス》。
優雅って言葉だけど、それだとちょっと重いかな?
どび~語としては「品がある」ってことでしょうか…。
パリジェンヌは(特にちょっと年上のね)、《エレガンス》をモットーにお洒落をするってどこかで読んだ気が…。
大切です。《エレガンス》。

いやあ、一昨日、とあるホテルでとある私立大学の謝恩会が行われていて、女子学生たちの服装が…。
どうにもこうにも、どび~には"チープな”キャバ嬢にしか見えなくて愕然としたわけです。
ぺらっぺら~で(ポリエステル?)、また似合ってないの。は~。
やっぱりねえ~、まずは派手で細い美人以外は、ああいうロングドレスは着てはいけない!
シルクかポリエステルかは一目見ればわかるねえ~。
びっくりしました…。今の謝恩会ってこんな感じなの????って…。
結婚式の披露宴に招待されても、あんな格好で着ちゃうんじゃないでしょうか????と疑問を持ってしまった…。
怖すぎです…。

まあ、大学によって違うと信じたいんですけれどね…。

今日の合言葉は《エレガンス》
これに決まり。

by dobbymylove | 2009-03-13 13:47 | Movie