本『きみを想う夜空に』

今回の旅行中に読んだ本が、この『きみを想う夜空に』。

『きみに読む物語』『最後の初恋』の原作者ニコラス・スパークスの小説。
この小説も既に映画化が決定しています。

ラッセ・ハルストレム監督作品です。
正直、これだけで見たくなるんですが(笑)。

父親に反抗し、やんちゃもしたらしい陸軍兵士の主人公。彼が生まれて本当の恋をする。相手は優等生タイプの大学院生サヴァナ。

彼は2週間後にはドイツに赴任しなければならないが、遠距離恋愛を続け、結婚することを誓う。しかし、ふたりの間には次第に距離が生まれてしまう…。それでもふたりの真実の愛は続くのだろうか…。

といった内容。
ある意味、と~ってもアメリカ的。
特に、サヴァナという女性の考え方がクリスチャンの優等生タイプなところ。
ここに、こんなに良い人は本当にいるんだろうな…と思いつつも、何となく納得しない自分がいたりして…。

泣きの作家と呼ばれても言われているそうですが(本当?)、ある意味、泣き所を押さえてくれます。

この作家の作品は、ある意味でハーレクイーンロマンスと言うか、携帯小説的と言うか、今風なんだと思います。

だから、すらっと読めてしまうし、映画化されやすい…。

だけど、だから何?って感じがしなくもない…。

それもこれも、たぶんどび~が年齢をとったということでしょうか…。
たぶんね…。
10代の頃に読んでたら、もっとぐっと来てたと思うな…。

でも、10代の頃にはわからない、遠距離恋愛の真実も描いてはいますよ。一応ね…。
ま、そこがまた、絵空事じゃない感じを抱かせて、泣きのツボなのかもしれません。

そういう意味では、やっぱりウマい作家さんです。
それをラッセ・ハルストレム監督が映画化する…。
この映画、日本ではヒットすると思うな…。

by dobbymylove | 2008-10-19 23:56 | Book