舞台『今のわたしをカバンにつめて』

舞台『今のわたしをカバンにつめて』を青山円形劇場で観劇。

1978年にオフブロードウェイで上演された作品。台本・作詞 グレッチェン・クライヤー
音楽 ナンシ-・フォード 、出演・戸田恵子、演出・G2、翻訳・上演台本・三谷幸喜のミュージカル。

歌手ヘザーがナイトクラブで今晩初日を迎えるショーのリハーサルを、長年連れ添うマネージャーのジョーに見せていく。しかし、誕生日を迎えた彼女の半生を歌いあげ、ひとりでも強く生きる女性を描いたそのショーの内容をことごくジョーは気に入らない。彼は彼で、浮気を繰り返す妻との関係に悩んでいた…。


戸田恵子さんが憧れていたミュージカルだそうです。
出演者は他に入絵加奈子さん、麻生かほ里さん、植木豪さん、石黒賢さん。
そして、舞台にはバンドも入って、そこは本物のナイトクラブのようです。

戸田さんの素晴らしい歌声。
何とも言えずファンキーさも出している麻生かほ里さんも気に行ったなあ~。
ふたつ気になったことが…。

ひとつは植木豪さんのダンス。彼はパニクルーというダンスユニットでブレイクダンス系のダンスがうまいのはわかっているのだけれど、この舞台では合わないでしょう。時代設定が1970年代っていうのに、ブレイクダンス系のダンスは…。若干興ざめでした…。

そして、もうひとつはどうしたって致命的なこと…。
やっぱり歌は英語で聞きたかった…。
戸田さんや他の方々の素晴らしい歌声を聞くにつけ、どうにも日本語が曲にのっていないような…。
それは三谷さんの台本のせいではなく、日本語のせいだと思います。
あああ、英語で観てみたい…。
それも戸田さんの歌で…。

そう思わせてくれるぐらい素敵な歌声でした。

青山円形劇場にて。

by dobbymylove | 2010-10-04 22:40 | Theater