映画『バレンタインデー』

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今頃ですが映画『バレンタインデー』を観る。

『ニューヨーク、アイラブユー』とどこか似ている。でも、もちろん違う。

こちらは西海岸・LAを舞台にしたラブストーリー。そして、ひとりの監督によるアンサンブルラブストーリーなのだから…。

ストーリー: 「プリティ・ウーマン」「プリティ・プリンセス」のゲイリー・マーシャル監督による恋愛群像劇。ロサンゼルスを舞台に、2月14日のバレンタイン・デイをめぐって、新たに生まれるカップル、別れるカップルがそれぞれに交錯しながら恋に一喜一憂する姿が描かれる。出演はジェシカ・アルバ、ブラッドリー・クーパー、アン・ハサウェイ、ジュリア・ロバーツ、ジェイミー・フォックス、アシュトン・カッチャーほか。

アメリカ人にとって、というか欧米人というべきなのか…、バレンタインデーというのはクリスマスや新年以上に重要なことなのかもしれない。
昔、ニューヨークでは年末(クリスマス)からバレンタインデーにかけての期間、最も自殺者が多いという記事を読んだことがあった。
つまり、簡単に言うと、ニューヨークはカップルが基本単位とされ、ラブラブな人が多くなるこの期間に恋人がいないシングルは耐えられなくなり、自殺してしまうというのだ。

そんなことを聞いたことがあったので、映画の中で有名アメフト選手の広報を担当しているエージェントが、仕事が忙しくて恋人がいつもいない。そのため、毎年2月14日はひとりぼっちの人を集めて「バレンタイン大っ嫌いパーティ」を開いているというところで、あ、そうそう…みたいに思った次第。彼女の秘書曰く、クリスマスなどは大丈夫、でもバレンタインだけは精神的にボロボロになっている…とか…。
そこまで人を追い詰めるバレンタインって…って感じです。
映画の最後では、そんな彼女にもやっと幸せが訪れそうな予感が描かれている。

そこが、ハリウッド映画の王道…というところで、『ニューヨーク、アイラブユー』との違いかもしれない…。

さてさて、この映画の一番の面白さはシャーリー・マクレーンヘクター・エリゾンドの老夫婦。

恋愛関係、特に結婚関係を長く続けたいと思ったら、たとえ浮気をしても、死ぬまで相手に言うなということかもしれない。60年経っている夫婦ですら、大昔の浮気話を聞かされると気持ちの良いものではないようだ。それはそうだろう…。
一番は浮気をしないこと。
してしまった愚か者は、パートナーの方が本当は大切と考えるのならば、その浮気をさっさとやめて、パートナーには一生言わないことなのだ。

そして、チョコレート会社に踊らされている日本と違って、欧米ではお花を贈るのが多いみたい。そして、男性からも女性からも愛する人に贈る、そして愛を確かめ合うのが本当のバレンタインデーなのです。

ま、どび~はチョコレート好きですけどね…。

2月12日より丸の内ルーブルほかにてロードショー

by dobbymylove | 2010-02-27 21:53 | Movie