本『宵山万華鏡』
森見登美彦作『宵山万華鏡』を読了。
今回のロッテルダム旅行で読みました。
(何しろ、渡航時間24時間近く。)
この森見登美彦さんの作品を最近読み続けている気がする。
京都を題材にしているところが、『鴨川ホルモー』以来のどび~の京都ブームに火をつけているのかも。
でも、ちょいと森見登美彦キャラに飽きてたのも事実。
そんな中、京都の宵山を舞台にしつつ、森見登美彦キャラが登場しない小説らしい小説(???)。
面白かった。
短編なんだけど、短編じゃない。
そして、もちろんファンタジー。
京都を舞台にしているからこそ描けた世界かも。
ひとつひとつの物語が映像になりそう。でも、映像にしたら陳腐かも…。
あるじゃないですか、『RAMPO』とか…。まあ、鈴木清順の世界まで行き着けば良いのか?
それはそれで困ったちゃんなのか?
まあ、そんな世界になりかねないファンタジーさ。
現実逃避を年がら年中しているどび~にはぴったりの世界でした。
面白い。
by dobbymylove | 2009-08-06 18:02 | Book