本『アイスクリン強し』

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畠中恵原作の『アイスクリン強し』を読了。

所謂ジャケ買いしました。
原作者の畠中恵さんについても、買ってから調べて『しゃばけ』の作者だってことを知ったぐらいでした。
『しゃばけ』もTVのドラマで見たぐらいだったし…。

さてさて『アイスクリン強し』ですが、舞台は文明開化真っ盛りの明治時代。まだまだ洋菓子というものが珍しい時代に、洋菓子店を開いた皆川真次郎とその周辺の人々が織り成す物語。
1話、1話の短編に「チョコレイト甘し」 「シュウクリーム危し」 「アイスクリン強し」 「ゼリケーキ儚し」 「ワッフルス熱し」と題名が付いていて、ひとつひとつとしても話になっていて(?)けれど、全体としても1本の話になってるという感じ。
どうして「話になっていて(?)」と(?)を書いたかというと、若干、尻切れ状態のものもあるような…。そこが短編らしいといえば短編なのかも…と思わせる感じでした。

内容は中身が薄いかな…。

たぶん、それは一話一話が尻切れトンボになってるからかもしれない…。もっと、一話一話をお互いに絡めて、長編としてまとめるか、そうでなければ短編としてもっと捻りを利かせるかした方が良かったんじゃないかなあ~と思っちゃいました。

by dobbymylove | 2009-05-19 10:29 | Book